人生に影響を与えるもの2 ーWGIPよりー2006.05.01 23:52 | 歴史って
それは遣唐使の時代から今日に至るまで料理や音楽、アニメ、あるいは産業技術さえも、物まねで始まり、そしてその勤勉さで吸収し似て非なるものを作り上げていく。
私が好きな点で言えば、カタカナやひらがなもそうですね。中国から伝わってきた漢字を自分のものにしていく点で、日本人が画期的だったのは、カタカナの発明によって日本人は大和言葉を漢字で表現することを容易にし、それから発展的に平仮名も発明していったわけだ。
まさしく日本オリジナルの、世界に二つとない発明だと思う。
それはやはり島国ニッポンの特徴かも知れない。日本人は元来好奇心は旺盛なのだろう。
喜んで相手国の影響を受けるという無節操さ、柔軟性こそ、日本の進歩の源泉であると言える。そこまで熱心に外国の知識や考え方を取り入れることで、それが結果的には日本社会に大きな刺激を与えるからである。また、これほどまでに積極的に外国の影響を甘んじて受けるというのは、実は、日本人が自国の文化のしたたかさに対して自信を持っているからなのである。自信がなければ、つまり、圧倒的な外国の影響下に入ったが最後、自国のアイデンティティが喪失するという危惧があるなら、フランスのように、外国文化の影響を遮断しようとするはずである(日本も江戸時代はそうしたが)。あるいは、イスラム諸国のように、宗教教義を守る必要から外国の制度や習慣を取り入れることを抑制したはずである。しかし、日本はよいと思ったところからはとことん吸収することを躊躇しなかった。これは世界的にみても希有なことであると言わなければならない。 中谷巌のページ:日本はなぜ成功したのか〜文明論からのアプローチ」確かにそうだと思う。鎖国前の中国と交流が深かった時代や幕末の頃の欧米文化の対応にしても一時的には無節操と言ってもいいくらいにかぶれていくのだが、ある時期を過ぎると日本のオリジナルなものに変わっていく繰り返しが日本の独自性だったのかもしれない。
日本文化を大事にしつつ、異文化のいいとこ取りをするしたたかな誇りある国民性だったように思う。 天才アインシュタインが1922年(大正11年)に来日した際の言葉で
「予が1ヶ月に余る日本滞在中、とくに感じた点は、地球上にも、また日本国民の如く爾(しか)く謙譲にして且つ篤実の国民が存在してゐたことを自覚したことである。世界各地を歴訪して、予にとつてまた斯くの如き純真な心持のよい国民に出会つたことはない。又予の接触した日本の建築絵画その他の芸術や自然については、山水草木がことごとく美しく細かく日本家屋の構造も自然にかなひ、一種独特の価値がある。故に予はこの点については、日本国民がむしろ欧州に感染をしないことを希望する。又福岡では畳の上に坐つて見、味噌汁も啜つてみたが、其の一寸の経験からみて、予は日本国民の日本生活を直ちに受け入れることの出来た一人であることを自覚した。」とこの時点でも強く日本の色合いを残している点を言い残してるし、アインシュタインも日本に対して強い感銘を受けたのだとも思う。もちろんアインシュタイン自身も「日本の風習の中で、保存すべきものまで破壊しようとする気風には感心しません。」と警鐘はしている。
アルベルト・アインシュタインと日本
もしかしたら微妙なバランスの中で欧米文化を吸収しようとしていた日本人の中に西欧への憧れや羨望の気持ちが強くなりかけていた時期を見聞していたのかも知れない。
そして昨日書いたウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム(WGIP)。
国民全体が色々な手段により今まで信じて疑わなかったものを否定されてしまった。
それまで正しいと習っていた教科書を塗りつぶす当時の子供達の心境は計り知れない。
すべてにおいて昨日まで信じていたものを否定される事の衝撃の大きさ。
それぞれの人の内なる中で自分と国家との戦いがそこから起こったかも知れない。
確かにアメリカ等から吸収すべきものをとことん吸収し奇跡的な経済発展は成し遂げた。
しかし戦後の敗北感の隙を突かれたWGIPは日本古来の優れた文化や精神性をも破戒し、日本人が元来持っていた自国の文化のしたたかさに対しての自信までをも無くさせてしまい、すっかりと欧米かぶれしたままで今日を迎えたように思う。
そこには漢字から「カタカナやひらがな」を発明していったような自国の気高い民族性は無く、いいも悪いも一緒くたに吸収してしまった(特に負の部分や心の部分まで)
外国のいいところを取り入れて自分流にアレンジする事が充分に出来なかったのである。
その時から、現在の誇り薄き国家と国民の姿が始まったように思えるのだ。
与えられるモノ、押し着せられるモノだけに喜びを感じる画一的な、とにかくそこにいれば、
ホっとするという感のあるコンビニ国家が完成しつつあるように思う。
戦争は歴史的に必然だった部分が多いと私は思う。そしてWGIPも必然だったとしよう。
それぐらいサムライの国、日本は他国から見れば脅威の国だったのであろう・・・。
そしてもうひとつある、いまだ成し遂げられていない必然。それは脱WGIPだ。
WGIPの呪縛からの脱出は日本が日本と足らんとする為にも必然の筈だと思う。
戦後60年も過ぎて、まだその必然は完全には発生していないように思う。
勝ち組、負け組の格差社会のような理屈で、勝ち国・負け国の格差は永遠にあっていいものなのか?WGIPからの呪縛を解き放つことすら負け国には出来ないものか?
ましてWGIPの直撃世代以降の人々の中にも呪縛の中にいる人が多いように思う。
愛国心もいいけれど、そのWGIPの呪縛を完全に解き放つことを抜きにしては、
真の愛国心は生まれてこないし、育たないようにも思う。
【関連記事】
人生に影響を与えるもの1 ーWGIPよりー
人生に影響を与えるもの3 ーWGIPよりー
人生に影響を与えるもの 外伝 ーWGIPよりー
↓ランキング参加中です!!応援してください^^

コメント一覧 現在承認制です ☆削除及び、レスの有無は管理人の独断☆
素晴らしい!これは保存版だ!というのは、かえってぶいっちゃんを困らせることになるのでしょうか?(笑)
私はこの記事を全面的に支持し、同意いたします。
日本が敗戦後占領軍の支配下に置かれ、何はともあれ官僚国家の官僚を手懐け、アメリカの属国にするための政策は成功したと思います。
日本国の庶民がお上を信頼して長い歴史を生きてきたことは、ある面正しかったと思います。しかし明治政府のときの軍国主義と、戦後のWGIPによって変質させられた今の日本は、過去の信頼していた「お上」と違ってきているように思います。
ここまで変わってしまった官僚たちをどのようにわれわれ庶民にも「よき指導者」として受け入れられるようなところまで戻せるかがこれからの課題だとも思います。そうでなければ徹底的に官僚の力を小さくせざるを得ないことになります。それは権力を取ったものへの迎合だけの情け無い官僚にならざるを得ません。
いま、あまりにも不満が多すぎる間違った官僚支配だと思います。ほとんど官僚自らの利益しか考えていないような・・
官僚支配社会が終ったほうがいいと思う方には、不快な考え方でしょうが、まだまだ日本は政治家が幼すぎます。大人の政治が出来るようになったら私はいつでも考えを変えられます。
愛する日本国民が何故に情け無い政治家を生み出しているのか?
答は・・・アメリカにあるのかもしれないと、思うようになりました。
2006.05.01 21:34 | ニケ #79D/WHSg [ 編集 ]
ニケさん、こんばんは!
支持&同意有難うございます。こういった話は文章にすると難しくて後で何回も読み返しておかしくなかったかなぁって思ってたところでしたので有難かったです。>もう読み返さないぞ、と。
>過去の信頼していた「お上」と違ってきているように思います。
ここらあたりだと私も思うんです。もっと世間の人達が本当に今の世の中で信頼できる人や信頼出来る情報に関心を寄せてくれるようになれば変わってくると思うのですがネェ。せめて国やマスコミから舐められない国民にならないといけませんね。
>大人の政治が出来るようになったら私はいつでも考えを変えられます
同意です。私も臨機応変に変えられる準備はいつでも出来ます。世の中がよくなるのならばですが。【大人の政治】・・・まさしくそうですね!日本は全体的にすべてが幼稚過ぎますからね。
日本幼稚化インフォメーション・プログラムってのもあるのでしょうか?
2006.05.01 23:51 | 管理人ぶいっちゃん #79D/WHSg [ 編集 ]
トラックバック ☆削除他の権限は管理人の独断です☆
トラックバックURL↓
http://rankeyblog.blog68.fc2.com/tb.php/170-80a02a71
共謀罪反対!Webコンサートonデマンド
「共謀罪シリーズ(笑)」もさすがに12回目ともなるとネタがともしくなって来る。12年ほど前にA&Vレンタル店の経営者を対象に毎月1回、東京と大阪で開催していた頃のことを思い出す。
2006.05.02 14:39 | BLOG版「ヘンリー・オーツの独り言」










事実究明に頑張って欲しい。
しかしまた、ブログに中傷も多々あると聞き。 ある程度仕方がないとしても、心痛む限りです。
夏休み〜秋休みこんにちは〜^^
>面白くないもの(こと)とは遊んでやらん。 そんなものはサラバ○○なのだ。
無理して人と付き合うことはないですよね。
自分の意見などナンボのニケ夏休み〜秋休みえ〜〜〜、秋休みまでとるの〜〜〜???(-"-;)
mewもそれぐらいオモシロイもの、欲しいかもな〜。mewちょっと夏休みちろさん&scottiさん&喜八さん
今日は久々に、記事を書いてアップしました。
scottiさん、
先週は福岡は集中雷大雨が多く、震えてましたよ(笑)怖いッすね。
おぶいっちゃんちょっと夏休みコメント欄TBで失礼します〜。m(__)m
『別人の「喜八」さん』
http://kihachin.net/klog/archives/2008/08/betsujin.html喜八ちょっと夏休み大雨大丈夫ですか?心配しています。scottiちょっと夏休みぶいっちゃん〜〜〜〜!!!
ちろのカルシウムなのに〜!!
ここんとこ不足なんだってば(泣)。
逢いたいな。ちろブログの掟?まる出し馬鹿さん
こんばんは! 有難うございます。
>常に冷静に客観的論議をすれば常に勝者でいられます。
上手に論議できるようになりたいですね〜。 ほんと。
ぶいっちゃんブログの掟?蟹工船は青空文庫で。
議論は怒ったほうが負けです。アドバイスを超えてのコメントは、その態度が勝敗の鍵です。常に冷静に客観的論議をすれば常に勝者でいられます。人まる出し馬鹿ちょっと夏休み嶋ともうみさん
暑中お見舞い申し上げます。 今日も暑いですね。ぶいっちゃん