らんきーブログ

世の中のおかしな事をあたりまえに考える。大事な事は情報を知ることだけじゃない。だからどうするのってことじゃない?


NHKで功名が辻があっている。
山内一豊の妻の話で従来の戦国ものとはまた違った視点で描かれている。
視聴率はあまりよくはないらしいが、私は結構面白いと思って毎週ノンビリとした気持ちで見てます。今で言えば大会社のサラリーマン出世物語の内助の功の物語といったところか。まぁ、舘ひろしの信長役は年齢的にも声質もどうかと思うが、それなりに見れる。一番大変そうなのは後の秀吉役の柄本さんだろう(笑)もうすぐ60にもなる人にアソコまで走らせるとは・・・(笑)まぁ今はまだ藤吉郎時代の若い時の役だからしょうがないけどあれは結構きつかろう(笑)

司馬遼太郎の本で読む功名が辻の最後は土佐に入るところで終わったのだと記憶していますがそこから先には実は土佐藩の江戸時代における差別という問題が提起されるわけです。ドラマではそんな話は出てこないと思いますが・・。
功名が辻 )
どういう差別か簡単ににいうと、土佐は元々長宗我部氏という豪族の土地でその長宗我部氏を追い出して一豊ら山内家というよそ者の入国になるわけで、当然元々いる地侍達の激しい反発があるわけです。一豊は家来の作戦に乗り地侍達を相撲大会と称して集め、騙して皆殺しにするわけです。この事は妻である千代は知らないわけですが・・。これが土佐藩の悲劇の始まり。その後長宗我部を祖とする地侍達は後々、郷士と言われ江戸時代の間、土佐藩の山内侍(上士)よりも位が低い扱いを受け続けるわけです。例えば郷士は日傘をさしてはいけないとか、色々と厳しい条件がある・・・・。
そしてこの上士と郷士の差別は幕末まで続き、あの名作「竜馬がゆく」にも繋がっていくわけです。
妻の千代が偉かったのは一豊の死後、土佐を離れたという事ですから立派だなぁと思います。
竜馬がゆく〈1〉
司馬遼太郎の作品はほとんど読んだがやはり「竜馬がゆく」が一番好きだ。
実際は坂本龍馬なのだが、わざと竜馬にして司馬竜馬として描かれている話が好きだ。他の作品とは違いあの作品は司馬史観たっぷりで司馬氏の思い入れの強い作品なのだと思う。司馬遼太郎の描く坂本竜馬が好きです。(武田鉄矢の原作「お〜い竜馬」も漫画として読みやすくていいね)
余談ですが武田鉄矢は坂本竜馬に対しての思い入れが強い分、この功名が辻(山内家の話・上士側という意味で)へのドラマ出演には複雑な心境だったとか・・。
お~い!竜馬 (第1巻)
竜馬は海援隊という組織には属していたがそれは、脱藩浪人らのためでもあり、基本的には竜馬は徒手空拳で江戸時代にあるにも関わらず、藩という組織にも属さず、基本的にひとりで、いち日本人として生きてきたところが好きだ。(史実は色々あるが、あくまで司馬竜馬の話としてね)

しかし、いまだに日本人で歴史上一番人気のある坂本龍馬だが映画やドラマ(大河ドラマも含めて)でこれだ!という作品は無い。というかあまり視聴率は良くない。それは何故か?
よく言われるのが幕末は歴史上、話が込み入ってて難しいからだ。とか
戦国時代のように合戦などが出てこない。とか
龍馬自体も争いを好むほうではないから大きな戦いもないから見せ場が無い。とか色々・・・
私はこう思う。坂本龍馬を他の信長・秀吉・家康あるいは伊達政宗などと同じような歴史上の今で言う政治家のような視点で描くから面白くないのだと。秀吉や信長らは、国の権力を握る、天下布武という権力の話。要するに坂本龍馬をその類で政治家のような扱いで描くと駄目なのだ。

竜馬にとっては薩長同盟も片手間の仕事だったと思うのだ。本業ではなく。政治家ではないのだ。竜馬は。自分が、世界の海援隊として自由にやりたいようにやれる世の中になって欲しいとの思いがたまたま時流の中で時の人として選ばれただけで、竜馬にとっては片手間で薩長同盟や船中八策があったのだと思う。
だから竜馬の物語は政治の複雑な話や幕末の難しい話は、かなり抜きにしないと駄目なのだ。

基本はありがちな言葉だけど「青春群像」だ。恋があり夢があり自由という人生を夢みる、幕末の熱い青春ドラマにしないと駄目なのだ。 竜馬は、私らと同じで政治をやる事は嫌いなのだ。だが、自分が当時の伝え聞くアメリカのように自由にそして差別の無い国に日本もなって、自分も自由に羽ばたきたいという思いから、歴史上にほんの一瞬ヒョイと登場してきた人物なのだと思うのである。そしてそれが幕末の奇蹟と言われ、新しい時代への弾みとなるわけだ。
しかし、そのヒョイと顔を出して歴史を、政治を動かしたツケは大きかった。
暗殺という代償であまりにも悲しい結末となったわけだから・・・・・。無念。

坂本竜馬は歴史ドラマではなく、青春ドラマとして描いて欲しい。
土佐の郷士として過ごした青春時代、北辰一刀流修行時の青春時代、勝海舟との出会いによって世界を知り夢を見る事を覚えた青春時代、海援隊というカンパニーで世界に羽ばたく夢を見る青春時代、そして千葉佐那子やお龍との恋愛時代、そしてそこにまつわる人々との一期一会の青春像が全体の90%で、残りの10%でヒョイと顔を出して日本の夜明けを導いた歴史の話を付け加えるような話でいいのだけどなぁ。こんな人が今の時代でもいたらスゴイよ。片手間で世を動かす男。
歴史として竜馬を捉えるのではなく、人・人物として坂本竜馬を描いて欲しい。

私も暗殺によって亡くなった坂本龍馬の年をとうに越えてしまったがいつまでも越えられないカッコイイ人間の姿がそこにはあります。

朝の連ドラでもいけるような物語にしてくれたらいいんじゃないかなぁ・・・。
連ドラも若い女のヒロインのパターンを変えていくという話ですしね。

不倫ドラマや殺人ドラマはもういいですから。死に過ぎ、やり過ぎです(笑)
誰か作ってくれ〜!人間・坂本竜馬の物語を〜♪

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