らんきーブログ

世の中のおかしな事をあたりまえに考える。大事な事は情報を知ることだけじゃない。だからどうするのってことじゃない?


せっかくの日曜日なんだけど、昨日の記事のコメントでニケさんが仰ってたように先進国には教育基本法はほとんど無いという事実は結構驚いた。
無意識的に当たり前のようにどの国にも似たようなものは存在していると思っていたからだ。
これだから物事は迂闊に断ずる事は難しい。
結論として改正反対は同じでも、やはり基本的な概念がまず無いといかんですね^^;

東京新聞社説:行く先は未来か過去か
 ■普遍原理からの再興
先進国中に教育基本法をもつ国はほとんどなく、法律に理念や価値を語らせるのも異例だが、何より教育勅語の存在が基本法を発案させた。


 明治天皇の勅語は皇民の道徳と教育を支配した絶対的原理。日本再生には、その影響力を断ち切らなければならなかったし、敗戦による国民の精神空白を埋める必要もあった。

 基本法に込められた「個人の尊厳」「真理と正義への愛」「自主的精神」には、亡国に至った狭隘(きょうあい)な国家主義、軍国主義への深甚な反省がある。より高次の人類普遍の原理からの祖国復興と教育だった。

 一部に伝えられる「占領軍による押しつけ」論は誤解とするのが大勢の意見だ。のちに中央教育審議会に引き継がれていく教育刷新委員会に集まった反共自由主義の学者や政治家の熟慮の結実が教育基本法だった。

 いかなる反動の時代が来ようとも基本法の精神が書き換えられることはあるまいとの自負もあったようだ。しかし、改正教育基本法は成立した。何が、どう変わったのか。教育行政をめぐっての条文改正と価値転換に意味が集約されている。 (太字は私)

それでちょっと調べてみたら津久井進の弁護士ノートさんのブログにも載っていました^^; 
お気に入りブログに入れているのに見落としていた私の方が少数派かもしれませんが、とにかくこの教育基本法は大戦後の日本独自の法律だという事は重要な事だ。
アメリカ、イギリス、ドイツ等には教育基本法がないのだそうです。
リンク先で紹介されていた文部科学省の教育基本法資料室を読むとそう載っています。 

教育勅語の存在が教育基本法を作らせたというのは間違いないでしょう。天皇が国民に語らせるような形式で作ったものが戦後もそのまま存在していたら神聖化されてしまい、問題だとGHQが判断したのだと思います。そういった意味で教育基本法は元々は教育勅語のかわりという形で誕生したもので、そういった歴史がない先進国には教育基本法のようなものは存在しないということなのでしょうね。しかし戦後日本は先進国の仲間入りをしました。
通常の流れでは教育基本法はもう他の先進国に倣い、必要無し。あるいは改正があったとしても発展的に未来に向けた希望あるものになっていかなくてはならないのに、それが今回の改正では逆戻りしたかのような改正になってしまったという事だと思う。

教育勅語が何もかも悪かったとは思いません。当時の日本にはそういったものも必要だったと思います。それが遅れて開国した未開国日本の諸外国に示す規範だったのでしょう。教育勅語は民主主義の仲間入りを宣言したという証のような形で各国に翻訳されたらしいですし。それも発展途上の国の歴史の一部だと思います。
そういった理屈で言うと今回の改正はどんな歴史の意味があるのでしょうか?
愛国心を強要」する事で、国民に何を、そして諸外国に何を宣言したいのでしょうか?

「我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養う」という意味を今後どう解釈して活用していくのかという事が重要だと思います。
読者の方からこういったメールを頂きました。

ぶいっちゃん,お願いがあります。
わたしは,教育基本法改悪反対のため,東京・国会前にも4回ほど名古屋から出張しました。しかし,政府・与党は聞く耳持たずで,国民に絶望感を持たせることにも成功していると思います。
もちろん,憲法がある限りどんな悪法も憲法違反で訴えていく余地はありますが,我々庶民が裁判を起こすのは大変なことです。
それで,わたしは,直接,日本政府に対抗していくのとは別の方法を考えています。
今まで,わたしが感銘を受けた中で最大のページは
イラク平和テレビ局募金委員会 です。
最悪の状況から,非暴力主義の民衆・労働者がイラクの政権を握るかもしれません。
(日本のマスコミはまったく報道しませんが,石油産業の労働者がストライキを打っているんですから,相当インパクトがあります)
ぜひ,このページを貴ブログで取り上げていただけません?

今日の朝のTV番組でも誰かが言っていましたが、アメリカはまだイラクに数万の兵を増員する計画のようです。アメリカ自身もそして他国も派遣を嫌がっている中で、来年から発足する防衛省によって日本からは大量の自衛隊員が動員される可能性は強いでしょう。
それがまさしく「他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する」というアメリカだけに忠誠を誓う日本政府の態度ではないのでしょうか?
こういったところからも早々と今回の改正は効果を発していきそうな予感がします。
よろしかったら上記リンク先もご覧になってくださいませ。

戦争を起こす口実は簡単に作れます。イラクで自衛隊員が死んだりしたら一気に国民を煽る事は出来るでしょう。北朝鮮が何か起こせば準備くらいはすぐに出来るでしょう。
あるいは全く何も起こらないかもしれません。起こらなければそれでよし。
それは私にはわかりませんが、危機感は持ちたい。それは持つ方が当たり前だと思います。
安倍晋三になってからの矢継ぎ早の防衛庁の省昇格と教育基本法の改正。
そして今後待ち構える共謀罪と、本丸の憲法改正への安倍晋三ロード
この安倍ロードという人の匂いが全くしない道の先にあるものはなんでしょうか? 
その愚か者が作る道の終点に日本の平和が見えますか?

防衛省に昇格した国で愛国心を持たされて、共謀罪で身動きが取れなくなった状態で、戦争の準備、及び参加が出来る国にされようとしているようにしか私には見えませんが・・・。
他にどのような解釈があるのでしょうか?どんなにいい解釈をしても戦争の準備をしているのは間違い無いでしょう。準備をすれば、それを活用する場所を誰かが(アメリカでしょうが)作ってやるだけでいい。 自国では防衛の為の準備と言っても他国から見れば、ただの準備に見えるはずは無いでしょう。日本は靖国参拝するだけでもそう思われているのですから。

なんだか日曜日なのに暗いエントリーになってしまいました^^;
しかし、能天気にこれから先も自分が死ぬまで、日本も自分も家族も友人も、そして愛する人も何も変わらない平和で幸せな人生が待っているとはなかなか考えられなくなってきた今日この頃ではあります。
上記にあげた4つ「防衛省」「教育基本法改正」「共謀罪」「憲法改正」を積み上げていく
安倍こべ方程式で、国民が安心できる答えは出ません。
答えが出るのを待っていては手遅れというのも間違いないでしょう。

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